毒母の帰還
にゃりこは毒母が担任Yに顔を見せたことがないことが原因でいじめられており、やはり母親がいないと困るということで、ある時祖父が毒母の携帯に電話します。
すると祖父の電話番号の着信拒否が解除されていて、毒母が電話に出たのです。
祖父と会話した結果、ちょうど近い日程に小学校で運動会をやることになっていたので、毒母が来ることになりました。
担任、毒母を恐れる
運動会の日。
毒母が約束通り運動会にやって来ました。
2年ぶりに毒母と再会したにゃりこでしたが(ああ、来たのか。久しぶりだな)ぐらいで、昔のような嬉しさは全くありませんでした。
にゃりこが毒母に担任Yにいじめられていることを話すと、毒母は「私ちょっと(担任Yに)挨拶してくるわ」と言いました。
そして毒母は担任Yの方へ近づいていき
「はじめまして、にゃりこの母親です。ご挨拶が遅れて申し訳ありません。いつもにゃりこがとてもお世話になっております。」
と若干嫌味っぽい感じで挨拶します。
担任Yは突然の毒母の登場に驚き、後退りしていました。
その後はにゃりこは、少し離れていた場所から2人の様子を見ていたため会話の内容は分かりませんでしたが、その日を境ににゃりこは担任Yにぱったりといじめられなくなったのです。
運動会の後
運動会の後の登校日。
にゃりこが普段通り授業を受けていると、担任Yがにゃりこの名前を呼んで指名します。
「それではこの問題の答えを “にゃりこちゃん” 答えてみようか」
にゃりこは担任Yに突然優しい声で、”にゃりこちゃん“ と呼ばれたのでかなり驚きました。
(この時までは「にゃりこ!」と呼び捨てで、いつも高圧的な呼び方でした)
そして、前までいじめられていたのが嘘だったかのように、担任Yのにゃりこに対する態度が優しくなっていきました。
担任の謝罪
ある日小学校で、担任Yと毒母の二者面談がありました。
そこで毒母は担任Yに、にゃりこから聞いた今までの担任Yによるいじめや嫌がらせの数々について聞きました。
すると担任Yは
「私のにゃりこさんに対する言い方や、態度が全面的に悪かったんです。すみませんでした」
とあっさり自分の非を認めて謝罪しました。(毒母に対して謝っただけで、にゃりこ本人に対して謝罪はなし)
そして、この謝罪の後の6年生の数ヶ月間だけは、担任Yからのいじめは全くありませんでした。
おそらくこの時いじめが止まった理由は、毒母が登場したことで親からクレームが入ることを恐れたからだと思います。
私が今までの人生で唯一毒母に感謝していることは、毒母が担任Yを威嚇してくれたおかげでいじめが止まったということです。
ですが、そもそも5年生の最初の家庭訪問の時に毒母がいてくれれば、私はいじめられることはなかったでしょう。
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