就職
にゃりこは大学を卒業してIT系の会社に就職します。
就活の時は、販売や金融系の会社も受けましたが、内定をもらえたのとパソコンが好きだったのでITの仕事に就きました。
また勤務地が東京になり、家から通えないので就職を機に一人暮らしを始めました。
就職前の毒母との食事
就職前に毒母と祖母と3人で食事をしようということになりました。
にゃりこは毒母とはあまり会いたくありませんでしたが、毒母もITの仕事をしていたので、現場の話を聞くために会うことにしました。(毒母は通信系の仕事専門、にゃりこはサーバや開発系専門)
会うと毒母は、現場の話や仕事内容についてはあまり話してくれず、終始自分の彼氏Mの惚気話をにゃりこに聞かせてきたのです。
内容は、
「すごくいい人で、いつも私の食事を作ってくれる」
「車で色々なところに遊びに連れて行ってくれる」
「私の白髪染めを手伝ってくれる」
などという話でした。
にゃりこにとって、彼氏Mは小学校4年の時に毒母と一緒に暮らせなくなった因縁の相手なので話も聞きたくありませんでした。(この話については【毒母記録 17 】参照)
しかし、毒母はにゃりこの話はろくに聞かずに、会ってから帰るまで彼氏Mの惚気話をにゃりこに聞かせます。
にゃりこは、嫌いな男の話を聞かされて嫌な気分になり、祖母に「早めに帰ろう」と言って家に帰りました。
友達の結婚式
社会人1年目の時、高校で仲の良かったY子が結婚し、にゃりこを結婚式に招待してくれました。
結婚式に行くとY子はとても素敵なドレスを着ていて綺麗で、にゃりこは祝福の気持ちでいっぱいでした。
花嫁からの手紙の時、Y子は家族への感謝のメッセージを泣きながら読みました。
「私の家は家族4人(両親、Y子、弟)とても仲が良いので、結婚して家族と離れて暮らすのがとても寂しいです。でもLINEの家族4人のトークルームがあり、そこで毎日会話するので離れてもなんとか頑張ります」
にゃりこは、この話を聞き、改めて仲良しの友達と自分の家の家庭環境の違いを突きつけられたのです。
そして自分もそんな風に家族仲の良い “普通の家庭” に産まれたかった。毒親のような変な女の元に産まれてきたくなかったと思いました。
その後結婚式が終わってにゃりこは、Y子に
「改めて、おめでとう。幸せになってね」
と伝えて、自分には信用できる肉親もほとんどいず孤独だという切ない気持ちで家に帰りました。
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