毒母の彼氏?
毒母が実家に遊びに来たある日、みんなで夕飯を食べ終わった後に毒母の携帯電話が鳴ります。
毒母は「ごめん、ちょっと電話だから」と言って、電話を持って別の部屋に移動しました。
にゃりこは、少し待ってから(そろそろ電話終わったかな?ママとはたまにしか会えないから、早く一緒に遊びたいな)と思い、毒母が電話している部屋の前まで様子を見に行きました。
すると毒母が
「私の彼氏がさ~」
と言ってるのが聞こえました。
にゃりこは、これを聞き(ママに彼氏がいる!?彼氏はいないっていたのに、どういうこと!?)と思い、混乱しました。
しばらく部屋の前で待っていると、電話が終わった毒母が出てきます。
にゃりこはすかさず
「ママ、今私の彼氏がどうのって言ってたけど、彼氏がいるの?」
と動揺しながら聞きました。
毒母はしまった、聞かれていたかと言う顔になって
「今のは “友達の彼氏” って言ってたのよ~」
と誤魔化しました。
にゃりこは(確かに “私の彼氏” って聞こえたけどおかしいなー)と思いましたが、毒母を信じ
「そっか」
と返事しました。
にゃりこはこの時まで、毒母に自分の父親以外の男性のパートナー(彼氏)がいるなんて考えたこともありませんでした。
子供にとって母親は穢れのない存在であって欲しいので、この時は自分の聞き間違いだった、私のことを育てずに彼氏なんてつくってるはずがないと毒母の言葉を信じました。
親子レクリエーション
ある日、小学校で『親子の親睦を深めるために親子レクを開催する』という手紙を渡されました。
手紙には “どうしても来られない理由がある方以外は、両親のどちらかが参加して ほしい” と記載されていました。
(にゃりこのクラスは、土地柄なのか時代なのかわかりませんが、共働きの家庭はほとんどなく、専業主婦の母親がほとんどでした。)
そこでにゃりこは、親子レクの日は来てもらわないとまずいということで、毒母に頼んでみたところ来てくれることになりました。
親子レク当日。
にゃりこは、親子レクが開催される体育館で、毒母が現れるのを今か今かとキョロキョロしながら待っていました。
続々とクラスメートの親たちが体育館に入ってきて、自分の子供と合流します。
すると、あるクラスメートがにゃりこが一人でいるのを見て
「にゃりこちゃんのお母さん見たことないけど、今日は来るの?」
と聞いてきたのでにゃりこは、
「今日は来るよ」
と答えました。
しかし、いくら待っても毒母は体育館に現れません。
周りを見渡すと既にほとんどのクラスメートが、自分の親と一緒にいました。
親子でやるダンスの時間になり、自分だけ一人ぼっちで困ったにゃりこは、
「すみませんが、母が来ないので一緒に組んでもらえませんか。」
と女性の先生に頭を下げに行きました。
すると先生が快く
「いいわよ」
と言ってダンスのパートナーを引き受けてくださり、なんとかその場をやり過ごしました。
あとからなぜ来なかったか電話で毒母に聞いたところ、親子レクに来る直前に毒母の家の近所でぼや騒ぎがあり来られなかったとのこと。
しかし当時は調べる術もなかったので、この話が本当だったかどうかわかりませんでした。
ただ毒母は普段からいつも平気で嘘をついていたので、これも嘘であった可能性が高いです。
運動会に来ない毒母
にゃりこが小学生の時、毒母は運動会などの行事に来たこともありましたが、来ないことも度々ありました。
これは毒母が運動会に来なかった年の話です。
にゃりこの小学校では、運動会の昼休みに家族で校庭にレジャーシートを敷いてお弁当を食べる決まりがあります。
にゃりこの家は、曽祖父(祖父の父、当時70代)と祖母が毎年必ず見に来てくれていました。
お昼休憩になり、にゃりこは曽祖父と祖母と3人でレジャーシートを敷き、ご飯を食べます。
しかし、周りを見渡すと友達たちは両親や兄弟と楽しそうにお弁当を食べていました。
それを見たにゃりこは、自分の家だけ両親が来ていないことが嫌になり、その様子を友達に見られたくなかったため、急いでご飯を食べ終わって
「それじゃあ、私もう行くから」
と言って、一刻も早くここから立ち去りたいという気持ちで走って行きました。
そのあとは、みんなが家族とご飯を食べているのを横目に一人で中庭を歩いたり、木陰で休んだりして時間を潰していました。
今考えてみると、折角見に来てくれた曽祖父やお弁当を作って来てくれた祖母にとても申し訳ないことをしたと思います。
今は共働きの家庭が多く、運動会に来られない保護者が多いため、教室に戻り児童だけで昼食を食べる小学校が増えてると聞きました。
良い時代になったなと思います。
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