何も知らなかった幼児期
幼稚園に入るまで、にゃりこは毎日祖父母と叔父(実家に住んでいる毒母の兄)に可愛がられて、楽しく暮らしていました。
毒母はたまに家に来ていましたが、生まれた時からそうなので、母親はたまに来る人という認識で自分の家はおかしいとも思っていませんでした。
両親がいないと気づく
にゃりこは、3歳になり幼稚園に入園し、仲良しの友達のT子ちゃんができました。
T子ちゃんとはいつも一緒にいて、放課後も一緒に遊んでいました。
ある日T子ちゃんの家に行きます。
T子ちゃんの家にはお父さんとお母さん、兄妹がいてにゃりこにはすごく楽しそうな家庭に見えました。
そこでにゃりこは初めて自分の家の異常さに気づき、疑問に思います。
何で自分の家には、お父さんとお母さんが一緒に暮らしていないんだろう、と。
両親がいない寂しさ
にゃりこは、T子ちゃんの家と比べて初めて自分の家に両親がいないことに気がつき、それからとても両親が恋しくなります。
幼稚園の時は、にゃりこがかわいそうということで祖母が毒母に声をかけて頼んで、入園式や行事などその時だけ来てもらっていました。(時には祖母が、にゃりこが寂しい思いをしないようにと毒母に賄賂を渡して来てもらうこともありました。)
時々、祖母が提案し、祖父母と毒母とにゃりこ4人で遊びに行ったりもしていました。
ですが、いつも時間になると毒母は「それじゃあ、にゃりちゃん、じゃあね」と夫Fと住む家に帰っていってしまいます。
にゃりこは毒母が帰ってしまうといつも、みんなはお母さんと一緒に暮らしているのに、私のお母さんはどこに行っちゃうんだろう。
何で家にいないで帰っちゃうんだろうと思っていました。
この時は自分の父親ではない、ほかの男の人と再婚して暮らしているなんて、夢にも思っていなかったのです。
にゃりこは、この頃から毒母が帰ってしまった後、すごく悲しくなって一人で泣いていました。
私はこの頃自分に両親がいない事に気がつきましたが、一度も祖父母になぜ自分には両親がいないのか聞かなかったそうです。
きっと幼いながらに悟って、いない理由を聞くのが怖かったんだと思います。
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