祖母の心配
にゃりこは毒母のところで暮らすということで、小学校で仲良くしている友達数名には「もしかしたら転校するかもしれない」と伝えました。
「にゃりこがいなくなったら寂しくなる」と言ってくれた子もいました。
にゃりこは小学校から家に帰り、改めて祖母に
「おばあちゃん、私ママのところに行くけど、このお家にもちょくちょく帰ってくるからね」
と言いました。
すると祖母は相変わらず難しい顔をしていて、こう言います。
「にゃりちゃんが、どうしてもママと住みたいならおばあちゃん賛成よ。その方が親と住めて良いと思うしね。
でも、何かったらすぐに電話してきなさい。帰りたくなったら、おばあちゃんのところに帰ってきてもいいんだからね」
にゃりこはこう言われて、祖母はなぜこんなに心配していて念を押すんだろうと思いました。
祖母の提案
ある日、にゃりこの祖父母が三重の親戚の結婚式に呼ばれて、泊まりがけで行くことになりました。
そこで祖母は毒母に、祖父母が三重に行ってる間一緒に住む練習をするため、にゃりこと2人で過ごしてみたらどうだと提案します。
毒母はこれに了承し、数日間毒母とにゃりこで過ごすことになりました。
初めて毒母と2人で過ごす数日間
祖父母が三重に行く前日、毒母がにゃりこの世話をするため実家にやってきました。
にゃりこはこの日まで、いつも必ず祖母が一緒にいたため、毒母と2人きりで生活したことが一度もありませんでした。
10歳にして初めて自分の母親と数日間過ごすことになったのです。
夕飯は毒母がパスタを作ってくれました。
2人でパスタを食べながら話していると、にゃりこはうっかり口を滑らせてしまいます。
「おばあちゃんがね、ママのところに行って何かあったらすぐに電話してきなさいだって。そんなに心配しなくてもいいのにねー」
毒母はこれを聞いて、祖母に対して激怒しました。
それから、毒母は祖父母が帰ってくるまでずっと元気がありませんでした。
祖父母の帰宅
祖父母が結婚式が終わって三重から帰ってきました。
すると少しして毒母が、祖母に対して怒ってこう言います。
「私は子供を引き取って世話しようと思ってるのに、腰を折るようなこと言わないで!私には子育てできないって言うの?心配で預けられないってわけ?」
それから、毒母と祖母が口論になり、毒母がその日のうちに帰ってしまいました。
にゃりこは、自分の発言のせいで喧嘩になってしまったと深く反省しました。
私はこの時、祖母は毒母に子育て経験がないので心配しているだけだと思っていましたが、祖母が過剰に心配している理由は他にありました。
祖母の心配の理由については、次の記事で書きます。
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