書道教室の先生
にゃりこは小学生になってからC子の紹介で書道教室に通っていました。(C子については【毒母記録 7 】参照)
にゃりこは書道自体は好きでしたが、教室の先生がズケズケと色々聞いてくる先生で時々酷い質問をされていました。
小学校3年生のある日のこと、土曜日の教室でにゃりこの他に5人ぐらいの生徒がいる前で、先生が突然質問してきました。
「にゃりこちゃんのお母さんって仕事で色々と海外に行ってるって聞いたけど、(おそらくC子の母親から聞いた)何の仕事してるの?スチュワーデスではないだろうし、コンパニオンとかかかしら?」
(毒母は当時コンパニオンの仕事で、ある政治家の同伴でよく海外に行っていました。政治家の名前は伏せます。)
突然こんなことをみんなの前で聞かれたにゃりこは、ドキッとしました。
にゃりこは毒母が “コンパニオン” という仕事をしていることは知っていましたが、どんな仕業内容なのかは知りませんでした。
しかし、先生の態度からあまりイメージの良い仕事ではないことはわかりました。
「すみませんが、母がどんな仕事をやってるかはよく知りません。」
これだけ言って下を向きました。
この様なデリカシーのない質問を度々されて、にゃりこは少しずつ先生に不信感を抱いていきました。
近所のM子
にゃりこは、小学校2年生から友達になった近所のM子とよく一緒に下校したり、放課後遊んでいました。
ある日の帰り道、いつも通りM子と歩いていると、何人かのクラスメートがにゃりこ達の横を通過しました。
すると何を思ったのか、M子が突然にゃりこを指差しながら大声でこう言います。
「にゃりこの家はね、お父さんもお母さんもいないんだよ!いつもにゃりこの家行ってもおじいちゃんとおばあちゃんしかいないもん!」
にゃりこは、突然M子に自分が最も隠しておきたい秘密を暴露されてびっくりしました。
そして少し涙ぐみながら、こう言います。
「どうして、いきなり人の家の家庭事情を勝手に言うの!?それは本当にみんなに言いたくないことだから、言わないで!!」
するとM子は、ふんっという感じで黙りました。
このことがあってからにゃりこは、M子と少しずつ距離を置くようになり、離れて行きました。
おそらくM子は意地悪で目立ちたがり屋のところがあったので、みんなの気を引きたかったのかも知れません。
それにしても、このやり方は間違っていると思います。
小さい子供がいきなりやることは理解できません。
S子のお母さん
M子と遊ばなくなってからは、C子や3年生から一緒のクラスになったS子とよく遊んでいました。
S子に誘われて、S子の家に行った時のこと。
S子の母親がにゃりこの家庭事情が気になり、興味津々という感じでこう聞いてきたのです。
「にゃりこちゃんは、おじいちゃんとおばあちゃんと暮らしてるらしいけど、父方のおじいちゃん?それとも母方のおじいちゃん?どっちと暮らしているの!?」
にゃりこは、よくこういった質問をよくされていたので(またこの手の質問かと思い)、
「母方の祖父母です」
とだけ言ってこれ以上は話したくないといった態度で、黙りました。
するとS子の母親も察したのか、これ以上は聞いてきませんでした。
今回の記事でまとめたように、小学校時代は両親がいないということに興味を持った周りの大人達に家庭事情について色々と質問されることが多かったです。
私は、普段なるべく両親がいないことを気にしないようにして過ごしていましたが、こうやって質問されることで改めて友達たちとは違い、自分の家庭事情が普通ではないという現実を突きつけられました。
そして、だんだんと心の傷は深くなっていきました。
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